米ぬか酵素風呂 五日市
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2018年6月16日土曜日

【顆粒球による組織破壊と修復反応】 米ぬか酵素風呂五日市のブログ

【止めてはいけないからだの修復反応と排泄反応】
◆顆粒球による組織破壊と修復反応
病は大きく2つの種類に分かれます。
一つは、交感神経の緊張状態が長く続き、過剰な顆粒球によって起こるものです。細菌の処理を行う際に顆粒球の排出する活性酸素が造血組織や粘膜を破壊して潰瘍や炎症などの病を引き起こします。...
交感神経の緊張は、長時間の無理な労働、恐怖などの精神的ストレス、消炎鎮痛剤の使用などによって起こります。冷たいもののがぶ飲みや強いお酒も組織障害の力があります。
思春期の若者が、試験前や試合の前など緊張してトイレに駆け込みたくなるのは緊張の強さから血流が悪くなり内腔臓器(内が空洞になっている臓器、大腸、小腸など)が縮むためです。内腔臓器は血管収縮が強くなり血流が止まるので小さく萎縮した状態になります。24時間経つと血流は回復されますが、その間に潰瘍が形成されてしまいます。
組織破壊が起こると、体は何とか修復しようと血流を回復させる反応を起こし、プロスタグランジン、ヒスタミン、アセチルコリンなどを放出して発熱や痛み、腫れを起こします。これが炎症反応です。赤く熱を持つのは、破壊された部位の血管を広げて温かい血液をたくさん集めているからです。腫れは修復に必要な血液細胞が、体を守りピンチを切り抜けようと必死にがんばっています。発熱、腫れ、痛みなどは、すべて修復しようとする反応です。やけどで起こる腫れや痛みも、しもやけで起こる腫れや痛みも、何とか元に戻そうとする同じ反応です。患部に血液が流れて修復しようとするため血流にあわせて痛くなります。
下痢や腹痛を訴える潰瘍性大腸炎もクローン病も、内視鏡で見ると粘膜が炎症を起こし腫れています。
下痢は副交感神経反射によるものです。交感神経緊張状態を副交感神経に一気に引き戻し蠕動運動を促して大腸に詰まった内容物を下痢で排泄しようとします。
腫れて痛いのでなんとか炎症を抑えなければと思って消炎鎮痛剤を使用しがちです。しかし、消炎鎮痛剤は血管を収縮させ血流を阻害するので、体が修復しようとする過程を止めてしまいます。
消炎鎮痛剤、腸溶性のアミノサリチル酸は痛み止めですから、熱心に使うと修復が遅れて治らなくなりかねません。

次回はリンパ球過多による排泄反応を書きます。

2018年6月9日土曜日

【長期間のストレスが大きな始まり】米ぬか酵素風呂 五日市のブログ


つらいことや心配事があると、体はなんとかしてストレスに立ち向かおうと反応します。
通常のストレスに対するからだの反応は交感神経が緊張して、脈が速くなったり、血圧が高くなったり、血糖が上がったりします。
...
これは本能による反応です。
たとえば、弱肉強食の世界にいる野生動物のストレスはいつ襲われるかもしれないというものです。そのため、夜もすぐに逃げられるような体勢で休んでいます。交感神経を緊張させているので、襲われても血管が収縮しているため出血が少なく、増えた顆粒球により細菌感染から体を守ることができます。
そして、戦いに勝つためには機敏な瞬発力が必要です。時間をかけずに迅速なエネルギーを作るためには高血糖が要です。高血糖を利用する解糖系でのエネルギー生成を行います。
解糖系は表面温度32度の低い体温でもすばやくエネルギーを作ることができ、瞬発力の世界ですから、息をして酸素を取り込まなくても骨格筋のうちの白筋を使って瞬時に相手を攻撃したり逃げたりできるわけです。
交感神経緊張による、高血圧、高血糖、低酸素の状況は、命を守り生き抜くための本能による緊急時の瞬発的な反応です。緊急だからこそ意味のあるものです。
この緊急時の臨戦態勢が長期間慢性的に続くとしたら、血管の収縮状態は強力となり、血流は悪くなり、体温は低くなっています。
長期にわたる体温の低下は代謝障害を引き起こします。代謝がスムーズにいかないため真っ先に新陳代謝の盛んな皮膚が弱くなり尋常性乾癬、乾皮症といった皮膚の病が現れてきます。デリケートな細胞組織である頭皮ににも影響が現れ、毛髪が脱毛していく脱毛症も起こり始めます。
ですから皮膚や頭髪の病気は決して原因不明ではなくストレスによる血流障害です。
ストレスが心の許容量を超えたときに交感神経が過剰になり、血管が収縮、血流が悪化、脳の混乱をきたし、皮膚の場合は皮膚の血流が滞り、頭部の場合は脳内の血流が滞り、いずれも血流量の不足、細胞への酸素や栄養の供給が途絶えて病を起こします。
低体温では、深部体温37度を必要とするミトコンドリア系のエネルギー生成を思うように働かせることはできません。
結果として、新陳代謝を悪くするだけでなくミトコンドリア系で効率のよいエネルギー生産、たんぱく質合成がうまくいかず、持久力を低下させ、慢性疲労が起こり、やつれた世界にはいります。結局、解糖系エネルギーに生成を依存することになり、高血糖の状態が続きます。長く続けば糖尿病。慢性的なストレスによる低体温、低酸素、高血糖の状態から病は引き起こされていきます。生き方、考え方、受け止め方の問題から生じているので、体を温めてストレスに強い心をつくることです。