【万病の引き金となる慢性ストレス】
たくさんのお客様とのかかわりで分かったことは、病が慢性的なストレスから始まることです。
ストレスといって真っ先に思い浮かべるのが精神的な悩みです。
人間だけが持つ特有の「考える力」が、悩みの原因になります。
悩むことで交感神経緊張になり顆粒球が増えて組織破壊の病になるか、血流障害を起こして低体温となりミトコンドリアの多い場所から障害を受けていきます。
うつ病は、ミトコンドリアの多い脳がストレスで障害を受けた典型的なケースです。
人間は二足歩行をしているため、重力もストレスになります。長時間立ち続ける仕事は骨髄に負担がかかります。
夜更かしも同じです。人間は横になって眠ることで重力から開放され、しかも夜、睡眠をとることで体の様々な箇所が修復されています。夜更かし、睡眠不足もストレスの一つとなります。
住環境においても然り。強い冷房の中では冷房病、高温環境では熱射病。温度もストレスになりますし、酸素も同じです。高山病に潜水病。
このほか水分量もとり過ぎれば冷えに、不足すると脱水に。
太陽の紫外線も多すぎても少なすぎてもストレスとなります。
人間の生活環境に、いかにストレスがあふれているかがわかるでしょう。
ストレスのあることが分かっている人は、解消する対策を講じれば良いのでさほど問題はないのですが
問題なのはストレスがあることが分からない人です。(これが意外と多いです。)
気づかないまま難治性の病気になりやすい傾向があるようです。
ストレスも悪者なのではなく、全くないと進化もありませんので
ほどほど。バランスよく。中庸。といったところでしょうか。
人それぞれに体力や受け入れられる量も、年齢によっても違いますから
自分のその時々の程よいバランスを探されると健康な状態でいられると思います。
次回【ストレスからの身体の反応】について書きます。