米ぬか酵素風呂 五日市
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2019年10月4日金曜日

【代謝を変えよう!嫌気性解糖から好気性解糖へ!1】米ぬか酵素風呂五日市のブログ

酵素風呂へ来られるお客様に「なぜ酵素風呂へ来ようとおもわれましたか?」と伺うと
必ず出てくる言葉が「代謝を上げたくて!」です。
で、代謝ってどういうことか理解しているのか掘り下げて聞くと、ご存じない方が95%。
一部、プロのアスリートの方が知っているくらいでしょうか。
からだのプロであるはずの看護師さんやエステティシャンや鍼灸師さんも知らない方ばかり。
というほど、代謝がどのように行われているのか知られていません。

この代謝が悪くなる(一般的な表現でいうところ)と慢性疾患に向かいます。
正しく言うと、ATPを必要量作れなくなることと、グルコースの完全燃焼ができず乳酸をつくってしまうことが疾患の原因となります。

ATPとは、体のエネルギーをためておいたり、供給、運搬をしたりする役割を持っており
人間の身体が電化製品だとしたら、ATPは電気。いくら高機能がそろっていてもATPなしには動くことができません。
(主な役割 筋肉を動かす、呼吸をする、心臓を動かす、食べ物を消化吸収する、各種ホルモンを合成するetc)=体のあらゆる機能を動かすためにATPが必要!

ATPが体内で作られるために必要な原料がブドウ糖(グルコース)や脂肪酸です。
一部アスリートを除いて現代人は糖質過多な食生活をしていますので、糖質の代謝にビタミンやミネラルが浪費されるため、ミトコンドリア内での<好気性解糖>に入るためのビタミンミネラルが足りず入ることができません。
そのため、<嫌気性解糖>に入ります。
ATPは2個しか作れませんし、完全代謝できないので乳酸もセットでできてしまいます。

乳酸はいわゆる老廃物と言われているものです。
これがたまると、その箇所への血流が滞ります。血流が滞ると、栄養も、酸素も運べませんのでそのような箇所はミトコンドリアが減少します。そうなると好気性解糖がますますできにくい環境になります。
血流悪くなれば回復もしにくくなりますし、体温も下がります。
最初は、疲労、肩こり、腰痛など。どんどん進んでいくとリュウマチ、膠原病、糖尿、最終的にがんですね。

なので、予防のためにも<嫌気性解糖>から<好気性解糖>へ代謝を変えていきましょう!
慢性疾患になってしまった方も同じです。<好気性解糖>に戻していきましょう!

またまた、長くなってしまいましたので次回その方法をUPしますね!


2019年10月2日水曜日

【ガン細胞は生き延びるための知恵 2】米ぬか酵素風呂五日市のブログ


◆ガンは低体温、低酸素、高血糖が大好き
低体温は、血流が滞り免疫力が抑制されガンが活発に分裂増殖を行いやすい状態です。
低酸素は、ミトコンドリア系でエネルギー生成ができにくくなり嫌気性のガンがはびこりやすくなります。
高血糖は、ガンの増殖する解糖系のエネルギー生成には必要条件です。
低体温、低酸素、高血糖はガンにとって住みやすく、増殖しやすい、大好きな条件です。
その反対に、酸素と温かさが必要なミトコンドリアにとっては、生きづらい状態です。
そのため、生命の危機を感じ解糖系をフル活用して、瞬発力で生き延びようと緊急避難をしています。それが発ガンです。
ミトコンドリアが細胞内に持ち込んだ分裂抑制遺伝子を停止させて、分裂の抑制を解除し、20奥年前に原核生物だったときの性質が出て、急激に分裂を始めてしまったわけです。
過酷な環境に対応して、先祖返りを起こしてまで生き続けようとするからだの仕組みです。
ガンが悪いわけではないのです。
逆にガンのおかげで即死せずにすんでいるわけです。


全ての病気は起こるべくして起きた必要な現象、適応現象ですから、悪いものはありません。
生き延びようとする反応がガンならば、その対策も可能です。
低体温、低酸素、高血糖の身体の状態から脱却できれば、解糖系生命体のガン細胞は生きづらくなります。回復したリンパ球に攻撃されてガンが消滅していきます。
解糖系に頼らない食事に変えて(精製糖質制限+高タンパク質+メガビタミン+適度な脂肪酸+適度なミネラル=藤川理論)
細胞の奥深くまで酸素を取り入れて、しっかり温めましょう。
ガン患者さんの身体は、血液のPHも7.30以下ですが、酸素や温熱によってアルカリ性の世界に戻りPH7.35を超えるとガンの自然退縮が始まります。(ケトン値で1000以上)
すると、仮死状態のミトコンドリアも息を吹き返し、活性化させることができます。
ガンに感謝しながら、低体温、低酸素、高血糖の過酷な状況を脱却していけば本当の回復に向かいます。
次回は、嫌気性解糖からミトコンドリア系でのエネルギー生成(クエン酸回路の代謝)に変えるための必須栄養素をお伝えします.

2019年10月1日火曜日

【癌細胞は、生き延びるための知恵 1】米ぬか酵素風呂五日市のブログ


◆ガンは低体温、低酸素、高血糖が大好き

現代の医学では、ガンは遺伝子が傷つけられ、ガン遺伝子が活性化するか、ガン抑制遺伝子が不活性化し、本来ならアポトーシス(細胞死)されるべきガン細胞が増殖に歯止めがかからなくなり暴走して起きると考えられています。
その原因として紫外線、食品添加物、染料、公害物質、焼けすぎのこげ、たばこなどの発ガン物質が上げられています。
しかし、、発ガン物質によって起こるガンは極めて少なく、身体には遺伝子修復機能もありますから、それほど簡単にはガンにならないはずです。
何といっても人間の生き方の過酷さと身体の内部環境の悪化によって起こるガンの方が多いと考えています。
ガン細胞の特徴を捉えて、生化学者のワールブルクは「ガン細胞はとてもサイズが大きいのにミトコンドリアが少なく、いわゆる無酸素状態の解糖系で生きている細胞である」といいました。
その後ガンに関する、たくさんの研究でも酸素を必要としない解糖系のエネルギー生成が増え、ミトコンドリア系でのエネルギー生成が減り、ミトコンドリアの数が減少し、その機能が抑制された状態にあることが指摘されてきました。
(故 安保徹 新潟大学教授)

これまでに酵素風呂でガン患者さんをたくさん(4000~5000人)見てきましたが、ほとんどの方の状態は、長期間の交感神経緊張が起きている(ご本人たちは自覚がない、交感神経緊張が通常化していて麻痺しているのも特徴)ため
強い攻撃力や処理能力を持つリンパ球などのエフェクター細胞(キラーT細胞、ヘルパーT細胞、サブレッサーT細胞、NK細胞、マクロファージなど)が少なく、しかも低体温であるが故にその機能が発揮できない状態にあります。
中でも、ガンと闘うことで知られているNK細胞はマクロファージとリンパ球の中間的存在です。アドレナリン受容体を持ち交感神経の刺激で数は倍増します。ところがNK細胞の分泌するパーファリンのようなガン細胞を殺す分子は副交感神経支配ですから、交感神経の支配下では分泌が抑制され機能が低下します。そのため、ガン患者さんは、ガンと闘うNK細胞が多いにも関わらず機能していません。
解糖系からミトコンドリア系(クエン酸回路の代謝)へのエネルギー生成の移行がうまくいかなかった人ばかりです。


長くなるのでパート2に続きます。