必ず出てくる言葉が「代謝を上げたくて!」です。
で、代謝ってどういうことか理解しているのか掘り下げて聞くと、ご存じない方が95%。
一部、プロのアスリートの方が知っているくらいでしょうか。
からだのプロであるはずの看護師さんやエステティシャンや鍼灸師さんも知らない方ばかり。
というほど、代謝がどのように行われているのか知られていません。
この代謝が悪くなる(一般的な表現でいうところ)と慢性疾患に向かいます。
正しく言うと、ATPを必要量作れなくなることと、グルコースの完全燃焼ができず乳酸をつくってしまうことが疾患の原因となります。
ATPとは、体のエネルギーをためておいたり、供給、運搬をしたりする役割を持っており
人間の身体が電化製品だとしたら、ATPは電気。いくら高機能がそろっていてもATPなしには動くことができません。
(主な役割 筋肉を動かす、呼吸をする、心臓を動かす、食べ物を消化吸収する、各種ホルモンを合成するetc)=体のあらゆる機能を動かすためにATPが必要!
ATPが体内で作られるために必要な原料がブドウ糖(グルコース)や脂肪酸です。
一部アスリートを除いて現代人は糖質過多な食生活をしていますので、糖質の代謝にビタミンやミネラルが浪費されるため、ミトコンドリア内での<好気性解糖>に入るためのビタミンミネラルが足りず入ることができません。
そのため、<嫌気性解糖>に入ります。
ATPは2個しか作れませんし、完全代謝できないので乳酸もセットでできてしまいます。
乳酸はいわゆる老廃物と言われているものです。
これがたまると、その箇所への血流が滞ります。血流が滞ると、栄養も、酸素も運べませんのでそのような箇所はミトコンドリアが減少します。そうなると好気性解糖がますますできにくい環境になります。
血流悪くなれば回復もしにくくなりますし、体温も下がります。
最初は、疲労、肩こり、腰痛など。どんどん進んでいくとリュウマチ、膠原病、糖尿、最終的にがんですね。
なので、予防のためにも<嫌気性解糖>から<好気性解糖>へ代謝を変えていきましょう!
慢性疾患になってしまった方も同じです。<好気性解糖>に戻していきましょう!
またまた、長くなってしまいましたので次回その方法をUPしますね!